
5月18日は言葉の日(ことばのひ) です。
グ『グッド!モーニング』(テレビ朝日系列)の
金曜日コメンテーターである林修(はやし おさむ)先生が
言葉の日(ことばのひ)にちなんで伝えた、
小説家・坂口 安吾(さかぐち あんご)が気になったので調べてみました。
番組中、林先生が用いたセリフ
『一般に、私達の日常に於ては、言葉は専ら「代用」の具に供されてゐる。』 は、
昭和七年発行の『青い鳥』五号に発表した
『FARCEについて』(ファルス-について)という文章に載っている一文です。
その内容については、
(Γ・・) 青空文庫 Aozora Bunko から、FARCEの「ふ」をたどると見つけられます。
もしくは、
(Γ・・) 記憶 にあります。 (こちらの方が口語訳に近く読みやすい。)
■FARCEとは...
茶番狂言、道化芝居、こっけい、ばからしいまねごと
などと訳されます。
その語源は...
ラテン語の「詰めこむ」から来ており、
宗教劇の幕間に笑劇が上演されたことからから用いられたようです。
この一文のくだりで坂口安吾が言っていることとは、
「現代が情景を説明するにあたって、
発達した音や映像(マルチメディア)多用するようになったとき、
文学がそれに乗じて、それらを安穏と用いたときは、
最早(もはや)そこにある言葉は、文学ではない。」
というのが、私なりの捉えです。
まぁ、私はそれほど文学に詳しくありあせんが、
安吾氏が憂うほど、そういった事例は見つけられない
と思っているのですが...いかがでしょう?
(^ω^)ノ
坂口 安吾(さかぐち あんご)
1906年(明治39年)10月20日 – 1955年(昭和30年)2月17日)
日本の小説家、エッセイスト。
本名は坂口 炳五(さかぐち へいご)。
新潟県新潟市出身、東洋大学文学部印度哲学倫理学科卒業。
純文学のみならず、歴史小説、推理小説、文芸から時代風俗まで広範に材を採るエッセイまで、多彩な領域にわたって活動した。
終戦直後に発表した「堕落論」「白痴」などにより時代の寵児となり、無頼派と呼ばれる作家の一人。
その後の多くの作家にも影響を与えた。
引用 – Wikipedia
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